天然竹素材を活用したお酒専用グラス!?

天然竹素材を活用したお酒専用グラス!?

「本質を見極め、革新を楽しむ会社“仲吉商事”」。国内屈指の天然素材製品の総合メーカーとして、レストランの食器・コンビニエンスストアの割り箸など、実は私たちの身近なところ仲吉商事の商品が使われています。

また、天然の竹素材を加工して培ってきた技術を生かし、一般のお客さんのテーブルウェアを豊かにするため、大人、子ども向けに竹でつくられた食器類の販売を行っています。本日は仲吉商事 屋田さんに事業展開の背景や商品づくりに込められた想いを伺ってきました。

  1. 仲吉商事が竹素材を使用した商品をつくる理由
  2. 竹素材を使用したお酒専用グラスとは
  3. お酒専用グラスだけでなく、小さな子ども向け商品販売も行う
  4. 屋田さんの今後のチャレンジ

仲吉商事が竹素材を使用した商品をつくる理由

−まずはこれまでの仲吉商事さんの歩みを教えてください。

元々弊社が1988年創業なのですが、当初は日本の化粧雑貨品・日用品・機械設備等を海外に輸出する商社として事業を始めました。事業を展開する中で、竹木素材を扱っており自分たちで竹木を加工できる工場を持っていた方がいいのではないかと考え始めまして、自社で業務用の竹木雑貨品をつくりはじめます。

竹木雑貨品とは、主にレストランで活用されている食器やコップなど調理雑貨やコンビニエンスストアでお弁当などを買うとついてくる割り箸などのことになります。現在では自社工場を日本と中国、OEM工場をベトナムに設立し自社商品の製造している状況です。

▶️工場で竹木素材を加工している様子

−ありがとうございます。後ほど商品をご紹介させていただきますが、素材として竹を活用しようと考えられた理由を教えてください。

はい。木を素材として活用するには家具をはじめとするインテリア雑貨など、長期間使用するものには適しているのですが、消耗品には適していないと考えています。一方、竹はおよそ3〜4年で成長しますので、素材の活用のしやすさが消耗品には適しており、弊社では雑貨品に竹素材を活用しようと考えたのがきっかけとなります。

また、竹自体に『フィトンチッド』と呼ばれる森林浴の効果があることや抗菌作用が強いことがわかっていて、弊社の場合ですと雑貨品に加工する際に『ロハスコート』という天然緑茶成分を配合した塗料でコーティングするため抗菌作用がさらに高まっています。商品の安心・安全性の高さが竹素材を活用しているもう一つの大きな理由になりますね。

▶仲吉商事では自社で竹林を保有し、約150万本の孟宗竹を育成している

竹素材を使用したお酒専用グラスとは

−確かに、業務用の商品だと生産者がわからないので安全性が気になります!一般のお客さん向けの商品はどのようなものがあるのでしょうか。

一般のお客様向けには二つのブランドを展開していて、お酒を飲まれる大人向けに『RIVERET(読み:リヴェレット)』、小さなお子様向けに『agney*(読み:アグニー)』というブランドがございます。二つ分けてご紹介します。

まずRIVERETは「ナチュラルでスタイリッシュ」をコンセプトに商品を製造しており、お酒を飲むための竹のグラスやコーヒーカップ、食器類を扱っています。

特にお酒のグラスのことをお伝えすると、弊社では長年培ってきた竹木素材の加工技術を生かして、日本酒・ビール・ワイン専用のグラスを作りました。ブランドを立ち上げる際には繊細な商品製造や素材加工が必要となったため、日本の工場を拡大し、日本での製造を行っております。

▶️職人さんが商品を加工している様子

まずビールグラスは一番売れているのが『beer vessel(読み:ビアベッセル)』です。特徴はグラスの形状に”ふくらみ”があるので、”ふくらみ”のところにビールの泡をため込むことができることです。ビールの泡もちがよくなるのでビールの酸化を遅らせて、最後まで美味しく飲むことができます。1点注意点がありまして泡もちが良すぎて、普通に注ぐとビールが溢れてしまうのでビールをゆっくり注いでいただくのがおすすめですね。

▶️beer vessel

次にワイングラスで一番人気なのが『bordeaux(読み:ボルドー)』です。ガラス素材のグラスでワインを飲む時とbordeauxでワインを飲む時とで比較して特徴を感じやすいのが口あたりです。竹素材は、ガラス素材に比べ極端な冷たさや熱さなどの温度変化による刺激が少なく、柔らかな口あたりを感じます。また、最薄2mmの造形技術により竹素材でありながらも重さを出さないのも特徴ではないかと思います。

▶️ bordeaux

ビールやワインは木や竹素材のグラスで飲む文化がないと思いますので、お客さんが初めて知ることも多いのではないでしょうか。

最後に日本酒用のグラスでは、おちょこシリーズが4種類あります。日本酒は木でできた升を使って飲むことが日本の文化にあるのでこの商品も受け入れられやすいと思います。結婚祝いや記念日などのギフトとして購入される方が多いです。

▶️おちょこシリーズ「YURI」
▶️おちょこシリーズ「MARI」
▶️おちょこシリーズ「SUZU」
▶️おちょこシリーズ「TSUBOMI」

全ての商品に共通して、竹素材を加工し商品を作る時にはコーティングをしていて、竹の香りが残らないようにします。お酒自体の香りをきちんと感じられるようにしています。後述のビールグラス・ワイングラスの特集ページでも商品のご紹介をしていますので是非ご覧ください。

お酒専用グラスだけでなく、小さな子ども向け商品販売も行う

−お子様向けのブランドだとどのような商品がございますか。

agney*は「ナチュラルでキュート」をコンセプトにしております。RIVERETと同様に天然の竹素材を使用した、お子様用の食器を製造しています。幼児期の頃から天然素材にたくさん触れることは、子どもの安定した成長や思考にとって良い効果があるそうです。

これまで一般的な子ども用の食器といえば、プラスチック素材が使われたアニメのキャラクターデザインの食器が多いかと思いますが、弊社では小さな頃から天然の竹素材の食器を使うことで教育や成長に寄り添うことができるのではないかと考えてagney*ブランドをつくりました。

商品をつくる際には弊社から一方的に商品をつくるのではなく、一般のママさんからのご意見や子どもがいる社員の声をもとに商品開発のアイディアとして生かしています。

例えば、『はじめのスプーン』という商品は私の息子が2歳の時に普通のスプーンを使って食べることができなかったのが商品開発のきっかけとなりました。小さい子は手首をうまく使えないので普通のスプーンを使いづらいことに気がついたのです。それであれば手首が使えなくてもはじめから曲がっているスプーンであれば、うまく食べることができるのではないかと考えて商品の開発を行いました。

▶️はじめのスプーン

小さなお子さんを持つママさんの声を全て実現するのは難しいですが、可能な限り様々なニーズを集約して商品をつくろうと心がけています。

−ありがとうございます。どのような方に商品を使って欲しいですか。

これまでテーブルウェアブランドでガラスや陶器以外の天然素材がなくて「今までにないものをつくりたい」という思いが自社ブランドの商品開発の根本となっています。

天然素材は使いたいけどメンテナンスが大変というイメージをもたれる方が多いのですが、弊社の場合、食洗機にも対応していることなど、これまで竹素材活用の研究の成果が日常使いに耐えられる商品の形になりました。みなさんの日々の食卓に並ぶように使って欲しいと思っています。

屋田さんの今後のチャレンジ

−最後に今後チャレンジしていきたいことはありますか

みなさんがワクワクするような新商品を出していきたいなと思っています。毎月1〜2個は新しい商品を作っていて、「なにこの商品」と思ってもらえるような商品を作りたいです。新商品の情報はSNSでも発信しているのでぜひご覧いただければなと思います。

Director’s Voice

仲吉商事では環境への配慮として、2020年夏ごろから太陽光発電を取り入れた工場運営を行なっていく予定だそう。また、取材で印象的だったのがお客さんの声をもとにした商品づくり。社会問題に対する企業姿勢、お客様のニーズを捉えた商品設計は近年、勢いよく成長している企業に共通するポイントではないかと感じました。ご家庭での晩酌に天然の竹素材で作られたテーブルウェアを試してみるのはいかがでしょうか。

Junki Tada

仲吉商事について

会社名仲吉商事株式会社
WEBサイトhttp://www.nakayo-shi.jp/
職人インタビュー 2020.04.16
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