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二日酔いになる原因と症状は?薬剤師が二日酔い対策を教えます

新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大に伴い、全国で外出自粛要請が行われています。 外出をして店舗にて購入される際には、予め最新の情報をご確認いただき、感染拡大の防止に充分ご配慮いただくようお願い申し上げます。

今回の登場人物


 

有希野ユキ
薬剤師ライター。旅行業を営む夫と息子の3人暮らし。現在はモロッコ在住でオンライン対応の薬剤師として働く。

 

誰もが知っている「二日酔い」。しかしあまりにもありふれたものだからか、その原因と症状を正しく理解している人は、意外と少ないもの。この記事では、薬剤師の立場から二日酔いになってしまう原因と症状についてご紹介します。

二日酔いの症状

二日酔いを言葉のままに解釈すると、飲み過ぎで二日目も酔った状態が続くこと。
明確な定義はありませんが、お酒を飲み過ぎた日の翌日に起こる、あらゆる不快な症状をまとめて指すことが一般的です。

二日酔いの症状を具体的に挙げると、次のようなものがあります。

  • 頭痛
  • 体のだるさ
  • ムカムカ
  • 胸やけ
  • 吐き気

二日酔いの症状は、個人差が大きいものです。

これらの症状のすべてを経験してしまうようなお酒に弱い人もいれば、浴びるほどお酒を飲んでもケロっとしているような人も。また体調が悪いときに飲むと、普段より二日酔いしやすいのはよく知られている事実でしょう。

 

このように二日酔いの症状には様々なものがあり、症状の程度はアルコールに対する耐性の違いや体調の良し悪しにも影響を受けます。

 

二日酔いの原因

二日酔いの原因がアルコールの飲み過ぎであることは、言うまでもありません。しかし、このアルコールがなぜ二日酔いを引き起こすのかと言うところまで深掘りしてみると、意外なことに二日酔いのメカニズムはほとんどわかっていません。

ただそれでも、有力な説はいくつかあります。ここでは二日酔いの原因として考えられる有力な説を、症状別に詳しく見ていきましょう。まず二日酔いの症状を大きく分けると、頭痛や体のだるさなどの全身症状と、胃のムカつきや吐き気などの胃腸症状の2つにわけられます。

アセトアルデヒド

1つ目の頭痛や体のだるさなどの全身症状の原因としてまず挙げられるのは、アセトアルデヒドです。

アセトアルデヒトとは、アルコールが肝臓で分解されて作られる物質のこと。頭痛や吐き気を引き起こす毒性を持つので、体にとっては不要な有害物質です。

通常、アセトアルデヒドは肝臓の酵素によってさらに分解され、体の外へ排出されます。しかし大量のアルコールを飲むと、その吸収スピードに対して、アセトアルデヒドの分解が追いつかなくなります。

 

分解しきれなくなったアセトアルデヒドが体内に蓄積し、頭痛やだるさなどの症状を引き起こしてしまうのです。

 

脱水症状

頭痛などの全身症状は、脱水による症状のひとつとして現れることもあります。

実際、二日酔いになると、喉が乾いて仕方ないと言う人も多いのではないでしょうか。

 

二日酔いでのどが渇く原因は、アルコールは尿の量を抑えるホルモンの分泌を低下させ、どんどん水分を尿として排出してしまうから。お酒を飲むとトイレが近くなると言うのも、これが理由です。

 

さらにお酒の場では塩分の高いおつまみを食べることも多く、体は必死に塩分を排出しようとするので、体の水分はますます失われてしまいます。その結果、お酒を飲んだ後の体はすっかりカラカラ。翌朝には脱水状態になり、脱水による頭痛やめまいを感じやすいのです。

アルコールによる胃への影響

胃のムカつきや吐き気などの胃腸症状の原因は、アルコールの胃への影響が考えられます。

アルコールは、胃への刺激によって胃炎を起こすだけでなく、胃酸の逆流を起こして逆流性食道炎も起こすからです。

まずは、胃炎について詳しく見てみましょう。

 

アルコールは胃の中に入ると、胃の粘膜を直接刺激して、胃酸の分泌を促進します。飲み過ぎるとこの胃酸は分泌され過ぎてしまい、胃の粘膜が荒れた結果、胃のムカつきや吐き気を感じることになります。

 

空腹のときにお酒を飲むと悪酔いしやすいと言われるのは、これが理由です。胃の中に食べ物があれば、アルコールの胃への影響は幾分和らげられます。しかし胃の中に何もないすきっぱらの状態では、アルコールの刺激がダイレクトに伝わり、胃酸の分泌がより増加してしまうのです。

逆流性食道炎

アルコールによる逆流性食道炎についてみてみましょう。

アルコールには、胃の噴門部における筋肉を緩める作用があります。胃の噴門部とは、胃と食道の間にある細く締まった箇所のこと。胃酸の逆流を防ぐ働きをしています。

 

アルコールによってこの噴門部の筋肉が緩むと、胃の噴門部の締まりが悪くなり、胃酸の逆流が起きやすくなります。

 

その結果、逆流した胃酸による食道粘膜の炎症、いわゆる逆流性食道炎を引き起こします。逆流性食道炎の症状は、胸焼けや吐き気といったもの。まさに二日酔いの典型的な症状です。

その他の二日酔いの原因

アセトアルデヒドと脱水、胃炎、逆流性食道炎の4つが二日酔いの代表的な原因です。しかしこれ以外にも、糖の代謝に関わるホルモンとの関係やお酒に含まれる不純物との関係も二日酔いに影響していると言う説もあります。

さらに二日酔いの原因は1つではなく、複数の原因が関わっていることも少なくありません。

意外と単純ではない、二日酔い。多くの原因が絡み合って起こされる複雑なものであり、それゆえにわからないことが未だに多い症状なのです。

二日酔いを予防するには?

二日酔いの症状は、とても辛いもの。経験者の方なら、もう二度と経験したくないと思うことでしょう。

 

ここでは、二日酔いに無縁な生活を手に入れるための予防法についてご紹介します。二日酔いの具体的な予防法としては、4つの方法があります。

 
  • 水分摂取を心がける
  • 空腹の状態でお酒を飲まない
  • 二日酔い予防に効果的なものを食べる
  • お酒を飲みすぎない

水分を摂ること

二日酔い対策はお水を飲むこと

まず1つ目の二日酔い対策は、水分を積極的に摂ること

前述のとおり、お酒を飲むと体の中の水分はどんどん失われていきます。水分が足りなくなると、肝臓でのアルコール分解が滞ってしまい、二日酔いになりやすくなってしまいます。

二日酔い予防には、積極的な水分摂取が欠かせません。水分を摂る方法としては、お酒を飲むときにはチェイサーとして水を用意しておきましょう。

 

焼酎やウイスキーなどの強めのお酒は、水割りにして飲むのも良いアイディアです。

 

空腹時に飲まないこと

2つ目の二日酔い対策は、空腹の状態でお酒を飲まないこと

空っぽの胃では、アルコールの胃粘膜に対する刺激は強過ぎるものです。その上、何もない状態の胃ではアルコールの吸収スピードも上がります。急激な血中のアルコール濃度の上昇によって、悪酔いをしてしまう可能性も。

一方、おつまみなどの食べ物と一緒にお酒を飲むと、アルコールによる胃への刺激を食べ物が和らげてくれます。自然とお酒をゆっくり飲むことになるので、アルコールの吸収も緩やかになり、肝臓への負担も少なくすることができます。お酒は、必ず何かを食べながら飲むようにしましょう。


 

お家でのおつまみづくりについてはBANSHAKU編集部の多田さんが以下ページより連載していますので合わせてご覧ください!

家飲み用燻製レシピ。〜DIY燻製器編〜【簡単おつまみ#0】

 

二日酔い予防に効果的な食材を食べること

二日酔い対策におつまみ

3つ目の二日酔い対策は、二日酔い予防に効果的なものを食べること

タンパク質が豊富な肉や魚、枝豆や豆腐を使ったおつまみもおすすめ。
肝臓の細胞の再生を促し、アルコールの代謝スピードを高めます。


 

たとえば、牛乳やチーズなどの乳製品は胃に膜を作り、胃粘膜を守ってくれます。

適量のお酒を飲むこと

最後に、二日酔いを予防する確実な方法はお酒を飲みすぎないこと。

お酒の適量とは、アルコール度数5%のビールなら中びん(500mL)、日本酒なら1合(180ml)が目安です。ただ適量には個人差があります。自分の適量がどのくらいか把握した上で、適切に量をコントロールすることが大切です。

 

いろいろなお酒を飲むいわゆる「チャンポン」も、二日酔いを招きやすい飲み方。飲んだ量を把握しづらく、結果として飲みすぎてしまいやすいからです。翌日辛い思いをしなくて済むように、できるだけ同じお酒で楽しむようにしましょう。

まとめ

お酒を飲む人の多くが経験したことのある、辛い二日酔い。
一旦なってしまうと自己嫌悪すら感じて、気分的にも落ち込んでしまうものです。
二度と同じ辛さを味わうことのないよう、上手にお酒とつきあっていきましょう。

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