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【FUJIYAMA HUNTER’S BEER / 静岡県】 -「私たちのバックボーンを見て欲しい」柚野発ちょっと特別なローカルビールとは?

新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大に伴い、全国で外出自粛要請が行われています。 外出をして店舗にて購入される際には、予め最新の情報をご確認いただき、感染拡大の防止に充分ご配慮いただくようお願い申し上げます。

静岡県・富士宮市柚野。ここには農家兼猟師兼ブルワーという異色の経歴を併せもつクラフトビールの醸造所があります。自然豊かな土地で造られる特別なローカルビールについて、FUJIYAMA HUNTER’S BEER 代表 深澤さんにお話を聞いてきました。

今回の登場人物

BANSHAKU編集部戸川 (以下、BANSHAKU戸川)
編集部随一の音楽通。趣味は音楽とお酒、AirPodsとは親友であり渋谷のタワレコに頻繁に出没する。

FUJIYAMA HUNTER’S BEER 代表 深澤さん(以下、深澤さん)
静岡県富士宮市(旧芝川町)に生まれ育ち、環境にやさしい農業、狩猟を生業としながら醸造にも精通。「発酵」という百姓仕事のひとつとして独自のビール作りを進める。

  1. 農業や狩猟もおこなうブルワリー
  2. クラフトビールを通して伝えたいこと
  3. 深澤さんおすすめの商品
  4. 今後挑戦したいこと

農業や狩猟もおこなうブルワリー

まずは自己紹介をお願いします。

弊社は大きく分けて3つ事業がありまして、自然栽培の農業、有害動物などの狩猟、ビールおよび発泡酒醸造をおこなっております。自社醸造は2018年3月から始まりました。

FUJIYAMA HUNTER’S BEER 代表 深澤さん(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)
FUJIYAMA HUNTER’S BEER 代表 深澤さん(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)

他事業もある中でビール醸造事業を始めようと思ったきっかけを教えていただけますか。

私が育ったところは中山間地でして米、肉、野菜などは買い物をしなくても揃うような環境でした。そのようなところで育ちビールが好きだったので、いつからか「ビールも自分で造れるのではないか?」と考えるようになったのです。

また、もともと農業をおこなっていて大麦を育てていて麦芽も生産できるようになりました。2015年に当時のAOI BREWINGの社長さんとお話しする機会があり、私たちの麦芽をビール造りに使ってもらえるようになったのです。翌年、麦芽を使いたいとおっしゃるブルワリーさんが増え、このときに自分たちでビール醸造事業を始めようと決めました。

醸造設備(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)
醸造設備(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)

クラフトビールを通して伝えたいこと

そうだったのですね。農業も広大な自然に囲まれたところでされていらっしゃいますよね。深澤さんにとってのクラフトビールとはどのような存在なのでしょうか。

自分たちの生活や仕事など、いろいろなバックボーンを身近に受け取ってもらえるツールだと考えています。そもそもこのような環境で育ったものですから、林業や猟師をしている仲間と「この環境をより多くの人に伝えたい」と話すことが多いです。

以前までは私たちがいろいろなイベントを開催しても結局は同じような人たちが集まるような感じだったのですが、ビールをきっかけに多方面の人たちが集まるようになってきたように思います。

過去、木こりフェスを開催したときに、枝廣淳子さんという世界的に有名な環境ジャーナリストの方に講演をしていただきまして、枝廣さんの講演が終わりに近づいたときに「いろいろ難しい話をしましたけど、私は仕事が終わったときに飲むビールで元気づけられるんです。」と仰っていたのです。

私は講演が終わった後、お礼とともにビールに関わる仕事をしていることをお伝えしました。すると、「あなたすごいじゃない、ビールというのは武器になっていろいろなことに対して話がしやすいからね。」というお言葉をいただけまして、今も励みになっています。

醸造所外観(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)
醸造所外観(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)

深澤さんおすすめの商品

ありがとうございます。それでは深澤さんのビールについて教えてください。

まずご紹介したいのは、RICE IPA NENGUです。スタイルはアメリカンIPAになります。私自身、アメリカンIPAが好きで「富士宮産のお米を使って美味しいアメリカンIPAを造りたい」と思い醸造した商品です。味わいとしては苦くてフルーティな香りがするビールで、王道のIPAという感じです。定番商品ではありますが季節によって変化する味わいを楽しんでいただけると嬉しいです。

RICE IPA NENGU(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)
RICE IPA NENGU(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)

次にご紹介したいのは、JAM2021 for FUJIR●CKです。IPAなのですが、苦味を抑えて自家採取した日本蜜蜂のハチミツを使用しているのが特徴です。2018年、朝霧JAMにて醸造を始めた商品で、今回特別にFUJIROCKで販売する予定でしたが、残念なことに販売中止となってしまった幻のビールですね。

JAM2021 for FUJIR●CK(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)
JAM2021 for FUJIR●CK(写真提供:FUJIYAMA HUNTER’S BEER)

ビールに合わせてフードペアリングの提案はありますか。

うちらしいもので旬の食材ですと、ジビエがおすすめです。ただ、私個人的な意見としてはビール単体で楽しんでもらいたいですね。どうしてもつまみながら飲みたいときは、旬なものと合わせるのが良いのではないでしょうか。

今後挑戦したいこと

今後取り組みたいことはありますか。

ビールに関しては天然酵母に挑戦したいですね。今は県外で採れた酵母を使って醸造しているのですが、天然酵母を探し始めていて、見つかり次第、純地場産サワーエールを造りたいなと思っています。また、バレルエイジドビールにもチャレンジしてみたいですね。バレル自体は用意している段階なので今後造っていきます。さらに、醸造タンクの拡張や自家蒸留のジン造りなどにも力を入れていきたいです。

最後に読者にメッセージをお願いします。

うちのビールを飲んでもらうときは原料などのバックボーンを見てもらいたいです。ポップでキャッチーな商品が流行っている中で弊社のビールを楽しんでもらえると嬉しいなと思います。

Director’s Voice

クラフトビール好きに流行っているホッピーなビールだけではなく、旬を彩った商品にはブルワーの狙いやこだわり、味わい深さを感じます。今後の挑戦についても非常に楽しみなブルワリーですね!
text:Junki Tada

FUJIYAMA HUNTER’S BEERについて

浅間大社タップルーム(直営店)
静岡県富士宮市宮町12-2 いちふくコーポ1F

柚野テイスティングルーム(醸造所)
静岡県富士宮市大鹿窪1428-1

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