Let’s Beer Works / 東京都

東京では珍しい?ブルワー3名で造るクラフトビール

東京では珍しい?ブルワー3名で造るクラフトビール

東京都・東十条。ここには元サッシ工場を改装した、クラフトビールを醸造するブルワリーがあります。1回の仕込み量は500リットル。ブルワー3名を要するLet’s Beer Worksでは、流行りのアメリカンIPAだけではなく、いろいろな種類のビールが楽しめるのが特徴だ。今回は、Let’s Beer Works CEOである阿川裕子さんにどのようなビールを造っているのかなどお話を聞いてきました。

今回の登場人物

BANSHAKU編集部 多田 (以下、BANSHAKU多田)
好きなビールはセゾンスタイル。東京・原宿にあるthreefeet Tokyoというクラフトビールショップのオーナーも兼業している。

Let’s Beer Works CEO 阿川裕子さん(以下、裕子さん)
好きなビールはサワースタイル。弊社の『美味しい、楽しい、心地いい』をモットーに東奔西走しています!

  1. 開業前に訪れた大トラブル
  2. ブルワーそれぞれの持ち味を活かしたビール

開業前に訪れた大トラブル

今日はよろしくお願いします。まずはLet’s Beer Worksさんを簡単にご紹介いただけますか。

2020年3月から東京の東十条でクラフトビールを造り始めたブルワリーです。現在はブルワーが3名いて、それぞれ造りたいビールのレシピを書いて造っているブルワリーになります。

取材に対応していただいた、Let’s Beer Works CEO阿川裕子さん

都内でブルワーさんが3名いるブルワリーは珍しいですね。

そうですね。人によっては「3名いるとブルワリーの特徴がわかりづらいのではないか?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、3名いることでいろいろなビールを造ることができるので近所のお客さんからは喜んでもらえていますよ。

また、3名それぞれが他にも仕事をしていて、何か困ったことがあったときに誰かしら頼れる人がいるのもポイントです。例えば、ヘッドブルワーである小野はデザインの仕事もしているので、缶商品は彼が全てデザインしています。ブルワリー立ち上げのときからみんなで協力してきました。

ビールを造ることも好きだけど、飲むことも好きなメンバーなので何か揉めそうになったら「とりあえず飲もうか?」みたいにお互いが尊重し合っていると思います。

ブルワリー内の様子

他にもいろいろされているということで、みなさんでブルワリーのDIYもされていると聞きました。

もともとここはサッシの倉庫だったのですが、壁のペンキ塗りやビールを保管するプレハブ冷蔵庫の組み立てなどは自分たちで行いました。2019年のゴールデンウィークの休みはほとんど工事に当てていたのを覚えています。

それからその年の8月に設備搬入がありまして、ビール好きの人たちが20名近く集まってくれて運び入れました。実はこのときに重大なトラブルが起きまして、ブルワリーから300メートルくらい離れたところで、設備を運ぶトラックが事故を起こしてしまいまして、設備が壊れてしまったのです。

設備はどうされたのですか?

設備は圧力がかかるものなので修理したものを使用するのは怖いと思いました。そのため全交換となり設備を再発注したのです。ただ、今となってはこの出来事が都内の他のビアバーの方達に知ってもらうきっかけにもなったと思います。結局、設備が全て揃うまで計画よりも4ヶ月遅れました。

設備の様子

ブルワーそれぞれの持ち味を活かしたビール

続いてビールについて聞かせてください。

ビールは月に4回造るよう計画していて、内訳は小野が2回、阿川裕之(以下、裕之)が1回、青柳が1回造っています。

小野はアメリカンスタイルのヘイジーIPAやウエストコーストIPAを造ることが多く、フルーツやサワーも造ることがあります。裕之はスタウトやESB、ラガーなど、青柳はアメリカで研修してきたアンバーを得意としていますね。

全員共通してアメリカンスタイルが好きなのですが、ブルワーによってモルトの構成や苦味の付け方が異なるので、ビールに個性が出てお客さんたちは飲むとわかるような感じですね。

Let’s Beer Worksで醸造されたビール

ビールを飲むお客さんは都内の方が多いですか?

そうですね。ローカルで消費されることが多いです。ブルワリーを東京に選んだ理由の一つに「人が住んでいるそばでビールを造りたい」という考えがあります。また、このあたりは新しいものと古いものが混ざっていて一目惚れしましたね。

最初はプラカップやボトルに詰めてローカルのお客さんが自転車で持ち帰る、みたいにしてたくさん飲んでもらいました。現在は缶商品の販売も始めましたよ。

缶商品

開業されてから2年ほど経つと思いますが、今年やっていきたいことや挑戦したいことはありますか。

まずは缶商品を安定して提供できるようにしたいです。カンニング(缶にビールを詰める作業)の技術も高めて、より良い状態で商品を送り出したいです。また、ローカルでは少しずつ認知が広がってきたので、全国的にも知名度を広めていきたいですね。

Director’s Voice

最近缶商品を始められたLet’s Beer Worksさん。今後、手軽にあなたの街の酒屋で購入できる日も遠くないのではないでしょうか。非常に楽しみですね。

Junki Tada

Let’s Beer Worksについて

住所東京都北区東十条2丁目15−7
公式サイトhttps://lets.beer/
職人インタビュー 2022.01.28
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