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【連載シリーズ】ビールを美味しく飲むためにビールのことをもっと知ろう! −最終話、ビールマニアへの最後の登竜門!?ビール専門用語集

新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大に伴い、全国で外出自粛要請が行われています。 外出をして店舗にて購入される際には、予め最新の情報をご確認いただき、感染拡大の防止に充分ご配慮いただくようお願い申し上げます。

今回の登場人物

酔生夢死子 ライター・デザイナー時々ミュージシャン。10年会社員を務めた後、フリーランスに転向。現在は気の向くまま、思うまま、酔いと共に日々を過ごす。「できないことはできない。しない。」がモットー。

 これまでビールの紹介をしてきましたが、ビールの世界には独特で難しそうな言葉もたくさん出てきます。クラフトビールのお店に行っても、ビール初心者には「?」となることが多いのでは?

 ここでは、ビールを知るための基礎的な専門用語を紹介します。これらがマスターできれば、クラフトビールへの理解が深まり、もっと楽しむことができるようになります。さぁ、専門用語を理解して、マニアへの第一歩を踏み出しましょう!

  1. ビールのスペックに関する用語
  2. ビール造りに関する用語
  3. ビアスタイルに関する用語
  4. ビールの味わい、見た目に関する用語
  5. その他頻繁に使われる用語
  6. まとめ

ビールのスペックに関する用語

ABV

ABVは「Alcohol By Volume(アルコール・バイ・ヴォリューム)」の略称。アルコールの度数を示す数値。

日本の一般的な主要銘柄のビールは4.5~5度前後。しかし、世界にはABV67.5%という驚くほど高アルコールビールなども。

EBC

EBCとは、「European Brewery Convention(ヨーロピアン・ブルワリー・コンベンション)」の略称。主にヨーロッパで使われているビールや麦芽の色を表す指標(単位)。数値の高い方が濃い色になる。

IBU

BUは「International Bitterness Units(インターナショナル・ビットネス・ユニット)」の略称。訳すと「国際苦味単位」。

そのビールが“どれくらい苦いか”を数値で示したもので、この数値を見ればどれくらい苦いビールなのかを、飲む前に把握することができます。値が大きいほど苦いとされますが、甘みが強いものではそれほど苦味を感じない、ということも。

SRM

SRMとは、「Standard Reference Method」(スタンダード・リファレンス・メソッド)の略。主にアメリカで使われているビールや麦芽の色を表す指標(単位)。1950年に米国醸造化学者学会が採用したもので、訳すと「標準参照法」。数値の高い方が濃い色になります。

ビール造り関する用語

ビールがどのように造られているか忘れてしまった方はこちらの記事で復習しましょう。

ホップ

ビールの原料の一つ。ビール独特の苦味や香りはホップにより造られる。雑菌の繁殖を抑え、ビールの腐敗を防ぐ効果もある。

モルト

モルトとは発芽させた麦のこと。麦に水を与え麦芽に変え、内部に酵素を含んだもの。

ビール酵母

ビールを製造するときに必要な微生物。ビールを作るために培養された酵母。麦芽を煮て麦汁を作った後、酵母を加えることでアルコールと炭酸が発生し、ビールが造られていく。

自然酵母

自然に生息している酵母。ビールは一般的に培養されたビール酵母を使って造られるが、現在は自然酵母を使ったビールも多く造られている。

発酵

モルトから作られた麦汁に酵母を加える過程のこと。

上面発酵

発酵の過程で酵母が上面に浮くこと。

上面発酵で造られるビールはエールと言います。過去、私の記事でエールに関して紹介していますのでご覧ください。

下面発酵

発酵の過程で酵母が下面に沈むこと。

上面発酵のビールをエールと呼ぶのに対し、下面発酵のビールはラガーと呼びます。ラガーに関する記事はこちらもおすすめですね。

マッシング

粉砕した麦芽から麦汁を作ること。お湯を加えることで麦芽のデンプンを糖に変える「糖化」を促す過程。

ビアスタイルに関する用語

ビアスタイル

ビールの種類のこと。

クラフトビール

クラフト(craft)は英語で「技術」「工芸」「職人技」などを意味する言葉。その住み分けにしっかりと定義があるわけではなく、日本では小規模な醸造家が作る個性的なビールのことを指したりする。

ジャーマン

ドイツスタイルのビールのこと。 キレの良さとしっかりとしたモルト風味が感じられるものが多い。

ブリティッシュ

イギリススタイルのビールのこと。モルトの風味と爽やかなホップの香りが特徴。

ベルジャン

ベルギースタイルのビールのこと。ベルギーの酵母が使われたフルーティでスパイシー、かつドライな味わいのビールが一般的。

エール

上面発酵で作られたビール。酵母の醸す味わいや香りが豊かで、ゆっくり味わうビールが多い。

ラガー

下面発酵で作られたビール。香りが穏やかで爽快感があるすっきりとした味わいが特徴。

黒ビール

黒色や黒漆色をしたビールの総称。黒色は焦がした麦芽を使用したことで生まれる。日本においての定義は「濃色の麦芽を原料の一部に用いた色の濃いビールでなければ、黒ビール又はブラックビールと表示してはならない」。

醸造方法に定めはなく「黒い色をしていれば黒ビール」と呼ぶことができます。一方、白い色をしていれば一般的に「白ビール」と呼ぶことができます。

ヴァイツェン

ヴァイツェンとはドイツ語で「小麦」の意味。原料として小麦を50%以上使ったビール。苦味が少なくフルーティな味わいが特徴。

スタウト

黒くなるまでローストした大麦を使用し、上面発酵によって醸造されたビール。 日本での条件は色のみであるため、下面発酵のものをスタウト呼ぶこともあり、黒ビールと混合されやすい。

ピルスナー

下面発酵によって作られた、黄金色が美しいビール。

ペールエール

イギリス発祥の上面発酵ビール。ペール=「淡い」を意味し、フルーティな風味と程よい苦味が特徴。

ビールの味わい、見た目に関する用語

アロマ

ビールから立ち上がる香りのこと。鼻で感じ取ることのできる香り。

エステル

酵母由来のフルーツの香り。上面発酵酵母によって盛んに生み出される香りなので、エールビールによく感じられる。

ドライ

甘味が抑えられていて、シャープな味わいのこと。

ドラフト

樽生ビールのこと。樽から取り出す(ドラフト)ビールということが由来。

ボディ

ビールの味わいの強さのこと。喉や口の中を通る時の抵抗感。主にアルコール度数や甘味によって左右される。ライトボディ、ミディアムボディ、フルボディや厚い、薄いなどと表現される。

その他頻繁に使われる用語

フードペアリング

日本語で言うと、「食べ合わせ」。現在では「似たもの同士」「対照的なもの同士」「組み合わさることで新しい味が出現する同士」などが相性が良いと考えられている。

フードペアリングを意識したビアスタイルの選び方があるので気になる方はこちらへ。

ブルワー(ブリュワー)

ビールを製造する人のこと。ブルワーのトップである責任者はブルーマスターと呼ばれる。

ブルワリー(ブリュワリー)

醸造所のこと。

パイント

アメリカやイギリスで使われている体積の単位で、ビールの容量の単位として使われている。イギリスとアメリカで1パイントあたりの容量は異なる。

  • USパイント(アメリカ)= 437ml
  • UKパイント(イギリス)= 568ml

パイントグラスなどビール専用グラスのことを知りたければこちらへ。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。これまで6回に渡り、ビールを美味しく飲むための豆知識をご紹介させていただきました。みなさんの家族、恋人、友人、仕事の同僚など大切な方とビールを飲まれるときに、少しでも美味しく飲んで欲しいと思って今回の連載企画をおこないました。

ぜひお役に立てればと思います!それではまたどこかで会いましょう〜。

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